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悪徳税関吏の魔の手
ヤンゴン イクエーターホテル 2000年8月11日〜8月28日
イミグレーションを通過後、ターンテーブル上の荷物を引き出した時に「おや、何だ?」と思った。

スーツケースの左右と上面に3カ所も×がチョークで書きなぐってある。

何故だ、何かおかしい。ターンテーブルを観察すると×のあるバッグとないバッグがある。

直感的に「これは何かの罠に違いない」と感じ
カートに乗せるとき×をテイッシュで消した。

実はこれが大正解だったのだ。ホテルに着いて聞いた話はこうである。
予め重たい荷物(私のスーツケースは42kgあった)には作業員が×を付ける。

税関員はその荷物を集中的にチェックし、暗にすぐ横のDutyFreeShopでウイスキー等を買ってこいと促す。買ったウイスキー等を与えると難なく税関を通過できるというしくみ。

因みに私のスーツケースの中は業務用の機器類で埋まっていたので、バッグを開けられたらいちいち説明できずに右往左往した後、結局税関員の言うがままになったことは難くない。