カージュラホへの旅
カンプール→カージュラホ   1998年 3月

 デリーから南東に飛行機で約1時間30分ウッタルプラデイッシュ州の州都ラクナウに着く
そこから車で南へ1時間半ガンジス河のほとりに工業都市カンプールがある。そのカンプールのホテルに投宿している時のことである。

 ある日曜日に現地合弁会社のインド人に強引に誘われカージュラホに行くことになった。
麦畑が続き、集落では家の前に燃料とする牛の糞を堆く積んで乾燥させている。ところどころで見かける井戸には人が群がりポンプで水をくんでいる。その手動ポンプは真新しい堅牢そうな金属製であった。海外の援助費用で作られたのかなと想像する。
 路傍の木の下で家族3世代が落下した花を拾っている。同行のインド人に聞いて貰ったが多言語国インドでは言葉が通じないので食用にするのかどうか分からなかった。石切場の砂塵の中などを抜け延々と田舎道をことこと車で走ること、約6時間でカージュラホに着いた。、
















ここの寺院群はエロチックな彫刻で有名だ。
ガイド雇うことにし、エロチックさが売り物なので意外とわかりやすい。
大きくは西群と東群、南群に分かれるらしいがとにかく暑い。
そしてこんな暑い時期にも日本の一人旅の女性が「地球の歩き方」を片手にうろついているのだった。
そして帰りの道のりを考えるともう十分と思い帰路に就くことにした。
















天使の彫像は石の彫刻とは思えないほど柔らかい曲線が我々を魅了する。
















壁面は人間だけではなく、象などの動物などの彫刻も見られる・
帰りは北インド平原に沈む夕日が圧巻だった。
カンプールに戻ったらもう夜だった。

CAMERA FUJIFINEPIX

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